今日11日も近畿は突然の雷雨のおそれ 落雷による停電も 真夏の停電への備えとは
昨日10日は大阪市で巨大な雨柱
大阪府大阪市でも、10日午後4時前には巨大な雨柱が現れ、突然の雷雨や激しい雨に見舞われました。
兵庫県三木市では、10日午後5時40分までの1時間に51.0ミリの非常に激しい雨を観測。また、大阪府堺市堺区など、雷雨のあと停電が発生した地域もありました。
今日11日も近畿は突然の雷雨や激しい雨に注意
昨日10日は、紀伊山地の北側や和泉山脈周辺で発生した雨雲が、上空の風に流されて、南東から北西へと移動したため、京阪神など市街地を含め、あちらこちらで強い雨が降りました。
今日11日は、上空の風向きが少し変わり、雨雲は東から西へと移動しやすくなる見込みです。
紀伊山地や和泉山脈周辺で発生した雨雲が、京阪神の広い範囲に流れ込む可能性は昨日10日に比べると低くなりますが、今日11日も局地的に雷を伴った激しい雨の降るおそれがあります。
空模様の変化には十分な注意が必要です。
真っ黒な雲が近づく、雷鳴が聞こえる、冷たい風が吹くなど、発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は、速やかに安全な場所へ移動してください。
エアコンが使えない?!暑い時期の停電への備え
停電が発生すると、エアコンや扇風機が使えなくなり、室内の気温や湿度が急上昇して、熱中症のリスクが高まります。事前に、冷やしたペットボトル入りの水や麦茶、スポーツ飲料、冷却グッズ(ネッククーラーや保冷剤など)を用意しておくとよいでしょう。クーラーボックスやうちわ、携帯型扇風機もあると役立ちます。衣服は通気性の良い素材や、速乾性に優れた素材のものを選びましょう。
停電になった際は、薄着になってこまめに水分を摂取しつつ、保冷剤や氷、水でぬらしたタオルなどで体を冷やして、体温の上昇を抑え、熱中症を防いでください。
また、車は避難場所として有効です。車内のエアコンを利用するためにガソリンをこまめに補給し、ポータブル電源や冷却グッズ、飲料水などを事前に備えておきましょう。