青森の突風 竜巻と推定 被害を防ぐには
2020年06月18日13:30
竜巻とみられる突風 漁船など被害
青森地方気象台の調査によると、八戸市の突風の原因は特定に至りませんでしたが、六ヶ所村では目撃証言などから竜巻が発生したと推定されました。
写真を提供してくださった泊(とまり)漁業協同組合によると、空が急に暗くなって雨や風が強まり、飛ばされた倉庫のトタン屋根が漁船にぶつかるなどの被害がありました。
突風への備え①「雷注意報」
雷は発達した積乱雲の下で起きますが、竜巻などの激しい突風やヒョウも、同じ積乱雲が原因で起こります。このため雷注意報が発表されたら、「落雷」以外にも「突風」や「ヒョウ」に注意する必要があるのです。
突風への備え②「竜巻注意情報」
竜巻注意情報は都道府県をいくつかの地域に分けて発表され、発表から約一時間が有効期限です。
ご自身のいる場所が対象地域であったなら、気象レーダーなどを確認して発達した雲がどこにあるか確認してください。
東北6県では15日夜から16日にかけて、計36回もの竜巻注意情報が発表され、突風の危険がかなり高くなっていました。
突風への備え③「五感も使って」
積乱雲の近づくサインにはこんなことがあります。
・空が急に暗くなる
・雷の音が聞こえる
・急に冷たい風が吹く
異変に気づいたら、自分や大切な人の命を守るため、早めに避難してください。