東海 今日28日午後が雨のピーク 愛知・岐阜・静岡で「線状降水帯」発生の可能性
2024年05月28日12:39
午後は広い範囲で雨脚は更に強くなる
今日28日午後は、本州付近の低気圧や前線に向かって、台風1号周辺の熱帯由来の暖かく湿った空気や、高気圧の縁を回る暖かく湿った空気の流れ込みが更に強まる見込みです。東海地方では大気の状態が非常に不安定となり、断続的に活発な雨雲がかかるでしょう。
局地的に非常に激しい雨 今日28日午後 愛知・岐阜・静岡では「線状降水帯」発生の可能性
線状降水帯とは
線状降水帯が発生するしくみ(メカニズム)の代表的なものに「バックビルディング現象」があります。これは、風上で次々と発生した雨雲が、発達しながら風に乗って同じような場所に流れ込み、線状の強雨域が形成されるものです。
※発生メカニズムに未解明な点も多く、全ての線状降水帯が同じようなメカニズムになるとは限りません。
線状降水帯が発生する時間や場所を、正確に予測するのは難しいため、いつ線状降水帯が発生しても避難できるよう、普段からの準備や心構えが必要です。事前にハザードマップにて、氾濫の恐れがある河川や、土砂災害の恐れがある所を確認しておきましょう。避難場所や避難経路を決める時に役立ちます。
過去 「線状降水帯」発生時の雨の降り方
今日28日正午からの12時間予想降水量
なお、「線状降水帯」が発生した場合は、局地的にさらに降水量が増える恐れがあります。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意・警戒してください。また、落雷、突風、降ひょうにも注意が必要です。
海上では、今日28日夕方以降、非常に強い風が吹き、海はしける見込みです。
雨は今夜遅くまでに止む所が多いですが、静岡県では明日29日未明まで雨の残る所があるでしょう。明日29日の日中は広く日差しが戻る見込みです。ただ、雨が止んだ後も、しばらくは危険な場所には近づかないようにしてください。