台風10号 東海地方はすでに災害級の大雨 今後も影響長引く 早めに安全確保を
台風から離れている東海地方 すでに記録的な大雨
東海地方では、昨日27日よりも雨の降り方が弱まっていますが、大雨災害への警戒を緩めないようにしてください。これまでの大雨ですでに地盤が緩んでいます。災害発生の危険度が急激に高まり、いつ災害が発生してもおかしくない状況です。
雨雲レーダーを活用したり、土砂災害や浸水害、洪水害に関しては、気象庁のHPにある「キキクル(危険度分布)」で、最新の気象情報を確認するようにしてください。13時現在、愛知県と静岡県では避難指示が出されている地域があります。自治体からの避難の情報に注意し、早めの安全確保を心がけるようにしてください。
いつ避難する? タイミングは?
そこで、避難のタイミングが重要です。警戒レベル3の場合、高齢者や障害のある方などは、安全な所へ避難しましょう。警戒レベル4では、対象地域の方は、全員速やかに避難してください。警戒レベル5では、すでに安全な避難ができず、命が危険な状況です。このため、警戒レベル5緊急安全確保の発令を待ってはいけません。警戒レベル4までに、必ず避難してください。
天気が荒れてしまうと、道路状況が悪くなったり、暴風で物が飛んできたりするなど、避難の際の危険度が高まります。避難指示が出されていなくても、少しでも危険を感じたら、自ら避難しましょう。不安を感じたら、その時が避難のタイミングです。「自主的に、早めに、安全な所へ避難する」という防災意識をもって、避難する際は、近所の方々にも声をかけ、複数で行動してください。
台風10号 今後の進路
【東海地方への最接近は?】
台風の接近タイミングは、予想が変わるたびに遅くなっています。台風を流す上空の風向きが弱いため、直ぐに東へ進むことができない状況です。現在の予報円の中心を通ると、31日(土)午前中に最接近の予想ですが、更に遅くなる可能性もあります。今後も台風進路の変化に注意してください。
東海地方への影響は長期化
【風の予想】
29日(木)に予想される最大風速(最大瞬間風速)
愛知県 海上 16メートル (30メートル)
三重県 海上 16メートル (30メートル)
静岡県 海上 15メートル (25メートル)
30日(金)に予想される最大風速(最大瞬間風速)
愛知県 陸上 16メートル (30メートル)
愛知県 海上 20メートル (30メートル)
岐阜県 15メートル (30メートル)
三重県 陸上 15メートル (30メートル)
三重県 海上 22メートル (35メートル)
静岡県 陸上 15メートル (30メートル)
静岡県 海上 22メートル (35メートル)
その後も非常に強い風が吹く所がありそうです。