台風19号 広く猛烈な風の恐れ 交通障害・停電警戒
2019年10月10日16:07
猛烈な風の恐れ
上の図は台風が日本に影響している間に最大瞬間風速が30m/s以上となる確率をエリア別に示したものです(9日午後9時に計算)。このような風が吹くと、停電や交通機関が大きく乱れる可能性があります。台風が上陸すると予想される東海や関東だけでなく、四国や近畿から東北にかけて広く吹く恐れがあり、警戒が必要です。
四国から関東では11日(金)午後から風が強まり、12日(土)の午後から13日(日)の午前中は30メートルどころか瞬間的には50メートル以上の猛烈な風が吹く恐れもあります。13日(日)には東北でも猛烈な風が吹き荒れる可能性があります。この猛烈な風とは特急電車並みの速度で、走行中のトラックが横転してしまったり、電柱や街灯で倒れるものがあるほどの風です。屋外での行動は危険になります。
また、海上は猛烈なしけとなるため、海岸付近には近づかないようにして下さい。潮位の高い時期のため、高潮にも注意が必要です。
非常に激しい雨の恐れ
大荒れのピークが12日(土)の夜と夜間のため、自治体から出される避難情報に注意し、明るいうちの避難を心がけて下さい。停電に備えて、懐中電灯や非常食、飲料水を準備しておきましょう。スマートフォンなどもあらかじめ充電しておくようにして下さい。