日本気象協会 2021年 春の花粉飛散予測(第3報)
スギ花粉の飛散開始時期
※飛散開始日:1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を2日連続して観測した場合の最初の日
各地のピーク予測
スギ花粉のピークが終わる頃になると、ヒノキ花粉が飛び始め、その後ピークが始まります。福岡では3月下旬から4月上旬、高松は4月上旬から中旬、広島・大阪では4月上旬の見込みです。ピーク時期は例年並みでしょう。名古屋・東京では4月上旬から中旬にヒノキ花粉の飛散のピークとなる見込みです。金沢と仙台は、4月を中心にヒノキ花粉が飛散しますが、飛散量は他の地点と比べると少ないため、はっきりとしたピークはないでしょう。
2021年シーズンの花粉飛散傾向(スギ+ヒノキ)
一方、前シーズン比(2020年春との比較)で見ると、九州から関東にかけて多く、四国や東海、北陸で非常に多くなる予想です。これは前シーズンが例年より少なかったためであり、前シーズンに花粉症の症状が軽かった人も2021年春は注意が必要です。東北は前シーズン並み、北海道は前シーズンより少なくなるでしょう。
各地域の花粉飛散傾向
北海道はシラカバ、その他はスギ・ヒノキ花粉の飛散量を表します。
【飛散量に関する言葉の説明】
非常に多い :前シーズン (例年)の200%以上
多い :前シーズン (例年)の150%以上200%未満
やや多い :前シーズン (例年)の110%以上150%未満
前シーズン(例年)並 :前シーズン (例年)の90%以上110%未満
やや少ない :前シーズン (例年)の70%以上90%未満
少ない :前シーズン (例年)の50%以上70%未満
非常に少ない :前シーズン (例年)の50%未満
-----------------------------------------------------------
前シーズン :2020年シーズン飛散量
例年 :過去10年(2011~2020年)の平均値
【2020年夏の気象に関する言葉の説明】
平年 :1981~2010年の平均値
2021年の花粉対策に向け、ぜひお役立てください。