今週末は気温上昇 土日は積雪の多く残る所で雨も 雪崩や土砂災害など融雪災害に注意
今週末は気温上昇 土日は多雪地帯で雨も
18日(土)から19日(日)にかけては前線を伴った低気圧が本州付近を通過するでしょう。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、九州から東北にかけては雪ではなく、雨が降る所が多くなりそうです。最高気温は全国的に平年より高く、3月から4月並みになる所が多いでしょう。積雪地域では雪解けが進む見込みです。気象台は、石川県と富山県に「融雪となだれに関する気象情報」を発表し、雪崩や土砂災害に注意を呼び掛けています。
融雪災害に注意
① 雪解けによって「全層なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。
② 雪解けにより大量の水分が地面に浸み込むことで地盤が緩み、「土砂災害」が発生することがあります。山間部や急な傾斜地では、特に注意が必要です。
③ 雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。
このほか屋根からの落雪も多くなるため、屋根の上の雪下ろしや軒先で作業する際は注意が必要です。