災害級の大雨ピークいつまで 長崎県で猛烈な雨 中国地方~関東も激しい雨に注意
線状降水帯発生 長崎県で猛烈な雨を観測
午前11時現在も九州から関東、北陸にかけて雨雲がかかり、特に九州には活発な雨雲がかかっています。長崎県では、線状降水帯が発生し、長崎県五島市では午前7時39分までの1時間に、福江空港では午前7時42分までの1時間に85.5ミリの猛烈な雨が降りました。
午前11時現在も長崎県や佐賀県、鹿児島県には土砂災害警戒情報がでている地域があります。降り続く大雨のため、警戒対象地域では土砂災害の危険度が高まっています。崖や川の近くなど土砂災害の発生する恐れのある地区にお住まいの方は、早めの避難を心がけるとともに、市町村から発表される避難指示などの情報に注意してください。
大雨のピークはいつまで
明日15日にかけても梅雨前線が西日本から東日本付近に停滞し、九州ではさらに雨量が増える恐れがあります。また、中国、四国から関東甲信でも雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所がありそうです。大雨災害に注意・警戒が必要です。
各地の雨のピークは以下の通りです。
九州南部:今日14日昼過ぎにかけて
九州北部:明日15日昼過ぎにかけて
四国:今日14日夜遅くにかけて
中国地方:今日14日夕方にかけて
近畿:今日14日夜遅くにかけて
関東甲信:今日14日夕方にかけて
ピークを越えても雨が降り、さらに雨量が増える恐れがあります。また、雨がやんだあと遅れて土砂災害が発生した事例もあります。危険な斜面や増水した川には近づかないでください。
線状降水帯発生時にとるべき行動とは
自治体からの避難に関する情報を確認のうえ、早めの安全確保を心がけましょう。すでに避難することが危険な場合、家の中の、崖や川から離れたできるだけ高い所で身を守るようにしてください。(ただし、土石流が想定される箇所においては、危険な区域の外へ退避する、もしくは堅牢な建物の高層階に避難することが基本です。)
なお、土砂災害は、雨が弱まったり、止んだりした後でも、発生する場合があります。土砂災害の前兆は、斜面のひび割れ、異様な音・におい、湧き水が止まる、濁った水が噴き出すなどです。このような前兆を見つけた時には、すぐに、斜面から離れてください。
また、河川の増水・氾濫も大雨のピークが過ぎた後に発生する場合があります。雨が弱まっても川には絶対に近づかないでください。