きょう1日 太平洋側を中心に急な激しい雨に注意 非常に激しい雨も 沖縄は大荒れ
太平洋側を中心に雨雲や雷雲が急発達 非常に激しい雨も
きょう1日(火)は、引き続き太平洋高気圧が本州付近に張り出しますが、太平洋側には雨雲の元となる暖かく湿った空気が流れ込みます。一方、上空には寒気が流れ込み、広い範囲で大気の状態が非常に不安定になるでしょう。
すでに東北や北陸、関東などで局地的に雨雲や雷雲が発達しており、未明には新潟県村上市(高根)で1時間に36.0ミリと激しい雨を観測しました。
きょう1日の各地の天気
東北や北陸、甲信は、いったん雨がやんで晴れ間の出る所が多いですが、午後は再びあちらこちらで雨や雷雨となるでしょう。雷を伴った激しい雨に注意が必要です。長野では局地的に「非常に激しい雨」が降るでしょう。
関東は、朝の通勤通学の時間帯も局地的に雨が降るでしょう。日中は日の差す所がありますが、変わりやすい天気です。所々でにわか雨や雷雨があり、北部では道路があっという間に冠水するほど「非常に激しい雨」の降る所があるでしょう。
東海から九州にかけては晴れて強い日差しが照りつけますが、気温の上がる午後は太平洋側を中心に雨や雷雨があるでしょう。激しい雨の降る所もあり、落雷や竜巻などの激しい突風にもご注意ください。
街中でゲリラ豪雨(局地的な大雨)が発生 危険な所は
①雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街などではなく、建物の1階以上の場所を選びましょう。橋の下も、川が増水する恐れがありますので、絶対に避けて下さい。
②浸水した道路を歩く時は、とても危険です。水の流れに足をとられてしまう恐れがあるだけでなく、足元が見えないので、側溝やマンホールに落ちてしまう可能性もあります。やむを得ず、水の中を歩く場合は、棒などで足元を確認しながら進みましょう。
③アンダーパスなど低い所を通る道路では、車が水につかると、水圧によって、ドアが開かなくなることもあります。運転の際は、なるべく低い所を通る道路を避けるよう、心がけてください。
沖縄や奄美は台風6号の影響で大荒れに
きょうの沖縄や奄美は、台風本体の活発な雨雲がかかり、断続的に激しい雨や雷雨となるでしょう。沖縄本島では夜になると「非常に激しい雨」の降る所がありそうです。
また、沖縄では、すでに非常に強い風が吹き、海は猛烈なしけとなっている所があります。台風の接近に伴ってきょうはさらに風が強まります。沖縄本島ではきょう昼前から暴風となり、あす2日(水)にかけては「一部の住家が倒壊するおそれもある」ほどの「猛烈な風」が吹き、海は「猛烈にしける」でしょう。奄美でも大しけとなっている所があります、きょう夕方から暴風となり、あす2日(水)にかけて猛烈なしけとなりそうです。
暴風や高波、高潮に厳重警戒
沖縄地方 150ミリ
奄美地方 120ミリ
きょう1日(火)に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
沖縄地方 40メートル(60メートル)
奄美地方 25メートル(35メートル)
きょう1日(火)に予想される波の高さは、うねりを伴い
沖縄地方 12メートル
奄美地方 10メートル
九州南部 6メートル
となっています。
また、台風の影響と大潮の時期が重なるため、沖縄や奄美では潮位が高くなる所があるでしょう。沖縄ではあす2日(水)にかけて、高潮や高潮と重なり合った波浪による浸水に厳重に警戒してください。
なお、台風の動きが遅くなるため、沖縄や奄美では影響が長引きそうです。このあとも最新の台風情報や気象情報をこまめに確認してください。