熱中症は、最初の対処が肝心です。そのままにしておくと、重症化するおそれがあります。熱中症が疑われる症状がみられたら、すぐに適切な対応をとりましょう。
熱中症が疑われる症状がみられたら、フローチャートに沿って対応しましょう。判断するポイントは以下の通りです。
・呼びかけに正常に応えられるか
・水分を自力で摂取できるか
・応急処置で症状が改善したか
呼びかけに正常に応えられない場合は、すぐに救急車を呼びましょう。
また、症状の程度にかかわらず、症状がある人を一人にせず、周囲の人が付き添って様子を確認してください。
▼熱中症の症状について詳しく
https://tenki.jp/bousai/knowledge/c4b4a5f.html
熱中症かなと思ったら、すぐに応急処置を始めましょう。ただし、呼びかけに正常に応えられない場合は、先に救急車を呼んでください。
■涼しい場所へ移動する
まずは、冷房が効いた室内など、涼しい場所へ移動しましょう。屋外にいて近くにそのような場所がない場合は、風通しのよい日陰などへ移動してください。
■からだを冷やす
涼しい場所へ移動したら、衣服をゆるめてからだから熱を逃がしましょう。
冷たいペットボトルや保冷剤、氷枕などを、首筋やわきの下、足の付け根などにあてて冷やします。
保冷剤などがない場合は、皮膚を水でぬらし、うちわや扇風機で風を送ることでもからだを冷やすことができます。
■水分や塩分を補給する
(※呼びかけへの反応が正常で、吐き気や嘔吐の症状がない場合)
自力で飲めるようであれば、水分や塩分を補給しましょう。大量に汗をかいている場合は、塩分も一緒にとれるスポーツドリンクや経口補水液などがよいでしょう。
(※吐き気や嘔吐の症状がある場合や、呼びかけへの反応がおかしい場合、自力で水分がとれない場合)
このような場合は、無理に水分を飲ませないでください。水分が誤って気道に入ってしまうおそれがあるため危険です。
(※持病がある場合)
経口補水液は、一般的な飲料よりナトリウムやカリウムなどを多く含みます。持病などにより水分や塩分の摂取について指示を受けている人は、医師の指示に従ってください。
以下のような状態の場合は、速やかに病院を受診しましょう。できるだけ、症状が現れたときの状況を知っている人が付き添ってください。
・呼びかけへの反応が正常でも、嘔吐や吐き気などにより自力で水分をとれない
・応急処置をしても症状が改善しない
さらに、呼びかけへの反応がおかしい場合には、すぐに救急車を呼びましょう。詳しくは次で説明しています。
次のような場合には、ためらわずに救急車を呼びましょう。
・意識がない
・呼びかけへの反応がおかしい
・正常に会話できない
救急車が到着するまで、涼しい場所でからだを冷やし続けてください。このとき、呼びかけへの反応が悪い場合や自力で水分がとれない人には、無理に水分を飲ませてはいけません。