東京は雪の降る日が少ないとは言っても、毎年のように雪の降る日はあります。ですので、東京でも毎年、雪が降ることを前提に、冬になったら雪への備えをしておくようにしましょう。具体的には、普段から、自動車を通勤に日常的に使う方や、山道、郊外へ出かける方は、冬になったら必ず冬用タイヤへのチェンジをしておくようにしましょう。東京は坂道も多く、緩やかな坂でもノーマルタイヤでは滑ってしまいます。平地でももちろん、ノーマルタイヤでの雪道の運転は大変危険です。万が一のためにタイヤチェーンを車に常備しておくようにしましょう。
また、徒歩の通勤、通学でも慌てないように、滑りにくい雪用のブーツは一つあると、いつ雪が降っても安心です。大人でしたら、サイズも変わりませんので、一度購入しておくと長く使えるでしょう。雪道を歩く際は、「ペンギン歩き」です。歩幅は小さく、重心を前に、足の裏をしっかり地面につけて歩くと滑りにくくなります。
また、一戸建てのご自宅でしたら、雪かき用のスコップもひとつ物置に常備しておくと良いでしょう。急に雪が積もった時など、玄関先の雪かきがスムーズにできます。車を運転する方は、トランクにも雪かき用のスコップがあれば、外出先で急に雪が積もった時など、役に立つでしょう。除雪用品は、雪の予想が出てからでは、既に売り切れて購入できなかったり、混雑していてタイヤが交換できなかったりということもあるかもしれませんので、冬になったら早めに準備しておくと安心です。
ちょっとした雪なら大丈夫だろう、という油断は禁物です。予想よりも思いのほか雪が積もったり、予想より早く雪が降り出すこともあります。さらに、この冬は、関東など太平洋側の地域に雪をもたらすことのある南岸低気圧の通過が多くなると予想されていますので、
2週間天気でこの先、雪が予想されている日があるかどうか、こまめに確認するとよさそうです。
東京は雪に弱い、と言われないよう、しっかりと雪への備えをしておきましょう。