好きなことを生きがいに変える!自分だけの「パッション」を見つけよう

パッションには2種類ある
パッションは2種類あるといわれています。「健康的で日常生活との調和のとれたパッション」と「自分を縛ってしまう強迫観念のあるようなパッション」です。後者は、自分や周囲に悪影響を与えてしまうおそれがある妄想に近いもの。人生を導いてくれるのは、もちろん前者のパッションです。
パッションが私たちに与えてくれる3つのこと

あなたが「好きなこと」には、パッションの芽が宿っています。好きだからこそ続けられるし、努力することもできるのですね。さらに、「好き」を「パッション」にまで高めるために必要なのが、「何のために」という問いです。自分自身を見つめる「内側の視点」と、自分を取り巻く社会を見つめる「外側の視点」を持つこと。この2つの視点の先に、「自分はどう生きていくべきか」の答えが見えてくるようです。パッションは、自分らしい豊かな人生、生きがいを与えてくれるものなのですね。
「自分の好きなことや情熱を感じることをして、それが誰かの役に立ち、社会をより良くするとしたら。これほど素晴らしいことがあるでしょうか。
自分一人だけで満足して生きるより、その喜びを分かち合える人がいれば、人生はもっと幸せに、そして生きがいのあるものになるはずです。」
『「パッション」の見つけ方「人生100年ずっと幸せ」の最強ルール』より
「直観」を大切にして、自分を信じることからはじめる

自分の心の声を信じてパッションを見つけるためには、「失敗する勇気を持つこと」「オープンマインドで自由に考えること」の2つを実践してみましょう。すこしでも興味をもったことは、勇気を出して試してみる、探し続ける覚悟を持つ。失敗しても自分を責めるのではなく、試した勇気を誉めてあげましょう。急がず楽しみながら、自分のパッションを探したいものです。「自分には向いていない」「今からでは遅い」「時間がない」といった思い込みや固定観念にとらわれず、より自由な発想を心掛け、自分をニュートラルに保つことも忘れずにしたいですね。
仕事にパッションがない時、子育て中で自分の時間がない時は

いつも誰かの世話に追われている子育て中などは、まずは15分でも自分の時間をキープしましょう。パッションを見つけるためにいちばん大切なことは、自分のための時間を確保することです。そのためにできなかった家事や育児があっても、自分を責める必要はありません。親がパッションを探す姿、パッションをもって生きる姿は、確実に子どもの人生に影響を与え豊かさをもたらすからです。
いかがでしたか?今、あなたにはパッションはありますか。好きなことや趣味はあるけれど、パッションはまだ見つからない、という人は「何のために」を真剣に考えてみてはいかがでしょうか。
わが身を振り返れば……。中途半端な努力で投げ出した夢や、途中でやめてしまった習い事の数々。自分自身を見つめ直し、世の中を見据え、どうしたら役に立つことができるのかを、あらためて考えてみたいと思います。まずは、「こうしたい」「これが好き」という、自分の心の声を信じることから。
参考文献・引用
ボーク重子『「パッション」の見つけ方「人生100年ずっと幸せ」の最強ルール』小学館