寒暖差による体調不良 発生しやすい時期や対策方法について解説
寒暖差とは
寒暖差によって体が影響を受ける気温差の目安は7℃以上と言われています。特に、暖かさ・寒さの両方を体感するような気温差が生じると、より寒暖差の影響を受けやすいです。
寒暖差が与える体への影響
人の体は、寒暖差が発生すると、体が寒暖差に適応するために体内の温度調整を行います。このエネルギー消費により疲労が蓄積して、寒暖差疲労の症状が現れます。
寒暖差疲労の症状として、疲労感、倦怠感、だるさ、首肩こり、冷え、皮膚のかゆみ、めまい、気分の落ち込みなどが挙げられます。人によって症状が異なることが多く、これらの症状の原因が寒暖差であることに気づきにくいということも寒暖差疲労の特徴です。
鼻水やくしゃみなどのアレルギー症状が出ることがあり、これを寒暖差アレルギーといいます。
※監修:せたがや内科・神経内科クリニック 久手堅司先生(https://setagayanaika.com/)
寒暖差が発生しやすい時期
前日との気温差が大きい日は、春と秋に多くあらわれる傾向があります。2019年から2023年の過去5年間で、東京で最高気温または最低気温の前日との差が7℃以上あった平均日数を月別にみると、3月と10月にピークが2つあり、春と秋に寒暖差が大きくなることがわかります。これらの時期には寒暖差が大きくなるため、体調管理に注意した方が良いです。
寒暖差疲労の対策
①規則正しい生活を送る
まずは、規則正しい生活を心がけましょう。規則正しい生活を送ることで、ストレスをため過ぎずに自律神経を整えることができます。
②腸の調子を整える
脳と腸はさまざまな情報交換を行っています。腸の調子が整うと、お腹の調子はもちろん、自律神経が整い、心身のバランスも整います。ヨーグルトや味噌、納豆などの発酵食品などを積極的に摂取するようにしましょう。
③体温調節のできる服装を選ぶ
寒暖差の大きい時期は、脱ぎ着しやすい服装を選ぶようにしましょう。天気予報をこまめに確認して、気温に合った服装にすることで、体への負担を軽減させることができます。
④しっかり入浴する
お風呂入って全身を温めることで、一日の冷えがリセットされます。入浴の際には首まで浸かることも意識しましょう。首には重要な神経が多く集まっているため、首を温めることで自律神経を整えることができます。
⑤適度な運動やストレッチをする
適度な運動をして筋力をつけることで、代謝が上がり、体温を上げやすくなります。
首のストレッチもおすすめです。現代の私たちの日常生活では下を向いている時間が長く、首に大きな負担がかかりやすいです。日頃から首のストレッチなど、ケアを心がけましょう。
※監修:せたがや内科・神経内科クリニック 久手堅司先生(https://setagayanaika.com/)
寒暖差を事前に把握するには?
寒暖差に敏感な人にも対応するため、翌日の最低気温または最高気温が5℃以上ある日にプッシュ通知が届きます。寒暖差がある日を事前に把握することで、より対策がしやすくなるため、ぜひ活用してください。