「ビーバームーン」とは? 月がまん丸に見える理由と名前の由来
月がまん丸に見える理由
その月ですが、日々、見える形が違うのは、皆さんも良くご存知だと思います。この「月の満ち欠け」が発生するのは、月の公転によって、地球から見た太陽と月の位置関係が変化するからです。月は、太陽の光を反射して輝くので、「輝いている面が、どの方向をむくか」は、月と太陽の相対的な位置関係で、変化するのです。
例えば、新月の時には、月と太陽が同じ方向にあるので、月の輝いている面は太陽側を向き、地球からは月の暗い面しか見えません。日が経つと、月と太陽の方角が少しずれるので、月の輝いている面が少し見えて、「三日月」に見えます。月と太陽が直行する方向にあると、月の輝いている面が半分見えるので、「半月(上弦の月・下弦の月)」になります。
そして、月と太陽が反対方向にある時には、月の輝いている面の全てが、地球の方を向くので、まん丸とした「満月」の姿が見られるのです。
ちょうど満月になるのは いつ?
東京を例にとると、15日午後3時51分に出た月は、翌朝16日午前6時28分に沈みます。ただ、満月を迎える時刻が16日午前6時29分ということで、ちょうど月が沈む頃に、満月になるのです。そして16日の夕方に昇ってくる月は、満月を過ぎてわずかに欠け始めた「ほぼ満月」となります。
各地の「月の出」と「月の入り」は、以下の通りです。
・札幌【月の出】15日午後3時26分
⇒【月の入り】16日午前6時44分
⇒【月の出】16日午後4時2分
・仙台【月の出】15日午後3時40分
⇒【月の入り】16日午前6時31分
⇒【月の出】16日午後4時20分
・東京【月の出】15日午後3時51分
⇒【月の入り】16日午前6時29分
⇒【月の出】16日午後4時33分
・名古屋【月の出】15日午後4時4分
⇒【月の入り】16日午前6時39分
⇒【月の出】16日午後4時46分
・大阪【月の出】15日午後4時11分
⇒【月の入り】16日午前6時44分
⇒【月の出】16日午後4時53分
・広島【月の出】15日午後4時24分
⇒【月の入り】16日午前6時56分
⇒【月の出】16日午後5時7分
・福岡【月の出】15日午後4時34分
⇒【月の入り】16日午前7時2分
⇒【月の出】16日午後5時17分
・那覇【月の出】15日午後5時0分
⇒【月の入り】16日午前6時56分
⇒【月の出】16日午後5時48分
東京以外でも、16日朝「月の入り」と「満月を迎える時間」がほぼ同じなので、満月になった瞬間の月を楽しむことは難しいですが、16日夜に「ほぼまん丸の月」を愛でてみてはいかがでしょうか。
ビーバームーンとは?
日本でも、この時期は、色々と冬支度を始める頃です。暖かい布団や毛布など、冬の寝具の準備がまだ、という方は、早めに備えてください。