【動画あり】水と高吸水性ポリマーでリアルな雪を作ってみた!【本当に冷たい!】
冬の天気と言えば「雪」を思い浮かべる方は多いと思います。しかし住んでいる地域によっては、あまり雪に触れ合う機会がないという方もいると思います。そこで、家の中でできる雪を作る実験をしました。作り方のコツや、遊ぶ際の注意点などもありますので最後までお読みください。
人工雪の作り方
空から降ってくる天然の雪とは異なり、人の手で作る雪の事は「人工雪」などと呼びます。例えば、氷点下の寒い環境で霧状の水を撒いて人工雪を作る方法や、大きな製氷機で氷を作りそれを砕いて人工雪を作る方法などが一般的なようですが、どれもスキー場で使われているような大掛かりな機械が必要です。
しかし、今回紹介する雪を作る方法は、自宅でも手軽にできる方法なんです。
サラサラの粉の正体は?
家でも簡単に雪を作る方法で使うのは、この“粉”と水です。この粉の正体は「高吸水性ポリマー」という物です。携帯トイレや紙おむつ、保冷剤やペットシートなどに使われていて、簡単に言うと水分をたくさん含むことができる樹脂です。厳密な定義はあるようなのですが、ここでは広い意味でプラスチックだと思ってもらえれば大丈夫です。
この高吸水性ポリマーに水をかけると、水を含んで膨らみ、まるで雪のようになるんです。
高吸水性ポリマーで雪を作ってみる
高吸水性ポリマーに水をかけるとみるみるうちに膨らみ、あっという間に雪が出来上がりました。ただ、これはプラスチックと水からできているので、天然の雪とは全然違うものなのですが、見た目は雪そっくりでサラサラと触って楽しむことができます。高吸水性ポリマーに水をたくさん入れてしまうとゲル状になってしまうので、少しずつ水をかけてかき混ぜていき、雪っぽくなる水の量を見極めましょう。
この水を含ませた高吸水性ポリマーにある事をすると更に雪っぽくさせることができます。それは1晩冷凍庫で冷やすことです。そうすると、高吸水性ポリマーに含まれた水が凍り、シャリシャリとした雪のような感触を楽しむことができるのです。丸めて雪玉を作ったり、冷たい感触を楽しんだり、まるで本物の雪で遊んでいるようでした。
遊ぶ時の注意点
高吸水性ポリマーで雪を作って遊ぶ時の注意点はこちらです。
高吸水性ポリマーは水をたくさん含むことができる素材なので、水をたっぷり入れるとゲル状になります。遊び終わった後に水道に流してしまうと配水管を詰まらせる恐れがありますので、基本的には可燃ごみとして処分をしてください。
また、この雪は手で触れて遊ぶ分には害はないのですが、食べてしまわないように注意してください。特に小さなお子様と一緒に実験をする際には、大人の方が気を付けてあげてください。
高吸水性ポリマーはネット通販などで購入することができます。ぜひこの冬は人工雪を作って遊んでみてはいかがでしょうか?
動画解説:工藤 佳奈子
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