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台風情報のみかた

台風情報には、進路予想のほかにも大きさや強さなど重要な情報が含まれています。正しい理解で十分な備えを行うようにしましょう。

台風の強さ・大きさ

台風情報の見方

①現在の中心位置
観測時刻での台風の中心位置です。観測から発表までに約1時間かかるため、ご覧になられている時は、さらに少し進んでいます。

②暴風域
台風の暴風域です。このエリアでは平均風速25m/s以上の暴風になっていると考えられます。

③強風域
台風の強風域です。このエリアでは平均風速15m/s以上の強風になっていると考えられます。

④予報円
予報円です。例えばこの図では、1日3時に台風がこの円の中に入る確率が70%と予想されるエリアです。台風は必ずしも予報円の中心を進むわけではありません。

⑤暴風警戒域
暴風警戒域です。台風の中心が予報円内に進んだ場合に、暴風域に入る可能性のある範囲です。予想時刻に台風の暴風域が無くなる場合、暴風警戒域は無くなって、予報円のみの表示となります。

台風の暴風域に入る確率

tenki.jpでは、気象庁から発表がある場合に、日本列島の各地域で台風の暴風域に入る確率を72時間先まで6時間毎に掲載しています。
暴風域に入る確率は、台風が複数ある場合、それぞれの台風で発表されます。
上部には、解析時刻から24時間以内、48時間以内、72時間以内に台風の暴風域に入る確率が表示されます。48時間以内は「0~48時間後」で「24~48時間後」の意味ではないのに注意して下さい。
この例では「24時間以内」より「48時間以内」が大幅に増えていて、この時間帯に暴風域に入る確率が高く警戒が必要なことが分かります。
ページの下部には、時間帯別に台風の暴風域に入る確率が表示されます。
台風の進路に入っていても、接近まで時間があると確率は低く出て安全なように誤解することがあります。ここでは、値の数値の大小ではなく、値がどの時間帯に急に高くなっているか?急に低くなっているか?に注目して下さい。
この例では、Aの部分で確率が1%から12%と大きく増えています。Bの時間帯に67%から69%とさらに高くなっています。また、Cの時間帯に確率が18%から1%と大きく減っています。このことから、Aの時間帯に暴風域に入り、Bの時間帯にピークを迎え、Cの時間帯に暴風域から出る確率が高いことが予想できます。
台風の予報は変わることがありますので、いつも最新情報をチェックして、時間帯がずれても大丈夫なように参考として考えてください。

台風の月別コース

世界各国の予報モデルによる台風の進路予測

日本の気象庁だけではなく、世界各国の気象機関の予測モデルも台風の進路を予想しています。

tenki.jpでは、日本だけではなくヨーロッパ中期予報センターの予報モデル(ECMWF)の予測などの海外の予報モデルを活用しながら、台風の進路予測の取り得る誤差の範囲や傾向などを気象予報士が解説しています。
気象庁の台風情報は5日先までの情報のみ発表されますが、その先の進路の可能性を含め早めの対策・計画にお役立てください。

進路が定まったECMWFの画像例

進路が定まったECMWFの画像例

「低気圧経路予報」は、世界の気象機関の計算をもとにした進路予想です。それぞれの線一つ一つがシミュレーションを行った結果です。複数の進路があるのは、計算式に少しずつ異なる初期値を投入して複数の計算を行っているからです。この予測では、それぞれの進路の線が同じような向きで近い場所を進んでいて、台風の進路の確度が高いことが分かります。このようなときは、台風の予報円が小さくなり、予報の精度が高い状態です。

進路がバラバラで定まらないECMWFの画像例

進路がバラバラで定まらないECMWFの画像例

こちらの画像では、それぞれの線が同じ方向に進まず、バラバラの向きに進んでいます。このような予測の場合は、台風がどのように進んでいくか予測によってばらつきがある状態で、進路予測の予報円の大きさも大きくなります。予測の精度が高くない状態ですので、予報が変わる可能性があることを意識して、頻繁に進路予測をチェックするようにしましょう。

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