東京都心　2日連続の夏日　九州～東海は最高気温が前日より大幅ダウン　あす以降は?(気象予報士日直主任 2022年06月11日)

東京都心　2日連続の夏日　九州～東海は最高気温が前日より大幅ダウン　あす以降は?

日本気象協会本社日直主任

2022年06月11日16:40

東京都心　2日連続の夏日　九州～東海は最高気温が前日より大幅ダウン　あす以降は?

きょう11日(土)、西日本は雨で、最高気温(11日15時まで)は、きのう10日(金)より5℃くらいダウン。東京都心は25℃を超え、2日連続の夏日。この先の気温は?梅雨寒?蒸し暑い?

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西日本　前日より大幅ダウン
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暑さに慣れる暑熱順化を

西日本　前日より大幅ダウン

きょう11日(土)は、西日本は雨で、最高気温はきのう10日(金)より5℃くらい低くなった所が多くなりました。

15時までの最高気温は、福岡市23.4℃、広島市23.7℃、大阪市は24.2℃など。きのう10日(金)は京都などで最高気温30℃以上の真夏日となりましたが、きょう11日(土)は25℃以上の夏日になった所は少なくなりました。一方、東京都心は25.4℃と、2日連続の夏日。仙台市は24.2℃と、きのう10日(金)より5℃くらい高く6月下旬並みとなりました。北海道では、札幌市は21.4℃と平年並みですが、オホーツク海側では気温の上がり方が鈍く、中標津町では9.9℃と平年より8℃くらい低く4月中旬並みでした。

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きょう11日(土)は、九州南部・北部(山口県を含む)で平年より遅い梅雨入りとなりましたが、あす12日(日)は、九州～東海では天気が回復し、暑さが戻るでしょう。各地で25℃以上の夏日続出、30℃の真夏日に迫る所もありそうです。一方、関東～北海道では、きょう11日(土)より低く、昼間でもヒンヤリ感じられそうです。

来週は、前半は雨で夏日や真夏日の所は少ないですが、後半は気温が上がり、かなり蒸し暑くなりそうです。

来週は前半と後半で、暑さの質が変わりそうです。体調管理にご注意下さい。

暑さに慣れる暑熱順化を

暑熱順化には、体を暑さに慣れさせることが重要です。個人差もありますが、暑熱順化には数日から2週間程度かかります。暑くなる前から余裕をもって暑熱順化のための動きや活動を始めましょう。暑熱順化のための動きや活動には、次のようなものがあります。

・ウォーキングやジョギング
帰宅時にひと駅分歩く、外出時にできるだけ階段を使用するなど、少し汗をかくような動きをしましょう。目安としては、ウォーキングの場合の時間は1回30分、ジョギングの場合の時間は1回15分、頻度は週5日程度です。

・サイクリング
通勤や買い物など、日常の中で取り入れやすいのがサイクリングです。目安とし
ては、時間は1回30分、頻度は週3回程度です。

・筋トレやストレッチ
室内では、筋トレやストレッチなどで軽く汗をかくことができます。ただ、室内の温度や湿度には十分注意して、暑くなりすぎたり、水分や塩分が不足したりしないようにしましょう。目安としては、時間は1回30分、頻度は週5回～毎日程度です。

・入浴
シャワーのみで済ませず、湯舟にお湯をはって入浴しましょう。入浴の前後には十分な水分と適度な塩分を補給し、入浴して適度に汗をかくとよさそうです。目安としては、入浴の頻度は2日に1回程度です。

暑熱順化ができても、数日暑さから遠ざかると効果はなくなってしまいます。自分が暑熱順化できているかを意識し、まだ暑熱順化できていないときには、こまめな水分補給や涼しい場所での休憩などで熱中症を予防しましょう。