宮崎県で猛烈な雨 九州に縦長の危険な雨雲 昼前にかけて災害リスク高まる
九州に縦長の危険な雨雲
午前8時現在、鹿児島県から宮崎県、大分県にかけて南北に延びる縦長の活発な雨雲がかかっています。宮崎県都農町では午前8時までの1時間に85.0ミリの猛烈な雨を観測。さらに気象庁の解析雨量では午前7時30分までの1時間に、宮崎市付近でおよそ80ミリ、高鍋町付近でおよそ90ミリの猛烈な雨となっています。
この活発な雨雲がは同じような場所にとどまる傾向があり、この状態が続くと災害リスクが急激に高まる可能性があります。
昼前まで雨雲動かず 土砂災害や川の氾濫など厳重警戒
周囲の状況が一変する恐れがあるので、被害が出る前に速やかに避難所などへの移動してください。場所によっては既に浸水などの被害が出始めている可能性があります。外に出るのが危険な場合は家の中の安全な場所で身を守ってください。
躊躇せず身を守る行動を 垂直避難も重要
自治体からの避難に関する情報を確認のうえ、早めの安全確保を心がけましょう。すでに避難することが危険な場合、家の中の、崖や川から離れたできるだけ高い所で身を守るようにしてください。ただし、土石流が想定される箇所においては、危険な区域の外へ退避する、もしくは堅牢な建物の高層階に避難することが基本です。
なお土砂災害は、雨が弱まったり、止んだりした後でも、発生する場合があります。土砂災害の前兆は、斜面のひび割れ、異様な音・におい、湧き水が止まる、濁った水が噴き出すなどです。このような前兆を見つけた時には、すぐに、斜面から離れてください。
また、河川の増水・氾濫も大雨のピークが過ぎた後に発生する場合があります。雨が弱まっても川には絶対に近づかないでください。