北陸 台風5号は日本海で動き遅く 16日以降も新たな台風の影響受けるおそれ
2024年08月12日18:33
台風5号は熱帯低気圧へ変わるも動き遅く 北陸地方は間接的影響が続く
新潟県の下越では、13日明け方にかけて雷を伴って強い雨の降る所があるでしょう。警報級の大雨となるおそれはなくなりましたが、急な強い雨や落雷・突風に注意してください。
台風5号は熱帯低気圧に変わるものの、その後、秋田沖で動きが遅くなりそうです。北陸地方への直接の影響はないですが、熱帯低気圧周辺の暖かく湿った空気の影響を受けそうです。
13日・14日(水)とも、富山以西でも、午後は山間部を中心に雷雲が発達しやすくなるでしょう。局地的には1時間に30ミリ以上の激しい雨の降るおそれがあります。登山シーズンではありますが、川や沢の急激な増水や落雷・突風などに注意して下さい。また、令和6年能登半島地震の影響により地盤の緩んでいる所があり、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。
台風6号は北陸への直接的な影響なし
台風6号そのものの北陸地方への影響はないでしょう。ただ、日本海で動きが遅くなる台風5号変わりの熱帯低気圧の動きに影響を与え、さらに、日本の南海上から北上してくる新たに発生する台風のコースにも影響を与える可能性があります。
新たに発生する台風 16日以降北陸地方へ影響か
予報円の中心の西寄りのコースを北上した場合は北陸でも雨や風が強まるおそれ
海外モデルでは現段階では予報円の中心に近いコースをとるものが多くなっていますが、この場合でも新潟を中心に北寄りの風が強まるおそれがあります。
いずれにしても、まだ日数があり、予報に不確実性があります。最新の台風情報や気象情報、交通情報に十分に注意し、予定変更を含め、柔軟な行動計画を立てるようにして下さい。