今週 晴れ間の出る日は関東・近畿・九州で「猛烈な暑さ」も 熱中症に警戒
2024年06月16日16:39
今週 猛烈な暑さも 熱中症に警戒
17日(月)は西から天気が下り坂ですが、関東は晴れて、内陸部を中心に気温が上がりそうです。群馬県前橋市で35℃、桐生市で36℃と猛暑日となるでしょう。
19日(水)から20日(木)も本州付近は日差しが届く見込みです。関東から九州で厳しい暑さとなるでしょう。19日(水)は群馬県桐生市や大分県日田市で35℃予想となっています。岐阜市や京都市などでも34℃と猛暑日に迫る暑さでしょう。20日(木)は京都市で35℃、京都府福知山市で36℃と猛烈な暑さになりそうです。
東京都心も17日(月)と19日(水)から20日(木)は真夏日(最高気温30℃以上)で、湿気も高く、蒸し暑いでしょう。
熱中症に警戒が必要です。
熱中症を引き起こす条件
1つめは「環境による条件」です。その日の気温が高いだけでなく、急に暑くなった日や、熱波の襲来も危険です。また、湿度が高い、風が弱い、日差しが強いといった気象条件も、熱中症を引き起こします。締め切った室内や、エアコンがない所といった環境も、熱中症には特に注意が必要です。
2つめは「体による条件」です。高齢者や乳幼児、体に障害がある方は、周りの方が特に気をつけてあげてください。肥満や持病(糖尿病、心臓病、精神疾患など)のある方も、熱中症にかかるリスクが高まります。低栄養状態、脱水状態の方は、体にこもった熱を、効率良く体の外へ逃がせなくなるおそれがあります。二日酔いや寝不足などの体調不良でも、熱中症にかかりやすくなってしまいますので、ご注意ください。
3つめは「行動による条件」です。激しい運動をしたり、慣れない運動をしたりすると、体内で熱が発生しますが、その熱が体の中にこもったままだと、熱中症にかかりやすくなります。長い時間の屋外作業や、水分補給がしにくい状況も、熱中症を引き起こす原因になりますので、十分お気を付けください。
熱中症予防のポイント
① 日頃から、体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。
② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③ 暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、室温を確認しながら調節するとよいでしょう。特に、換気を行う場合はこまめに再設定してください。もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。