梅雨最盛期の大雨 土砂災害や洪水災害の危険度が高まっている所も 明日2日まで警戒
九州で非常に激しい雨
九州では非常に激しい雨の降った所もあります。福岡県宗像市で65.5ミリ(6時23分まで)と7月の1位の値を更新し、記録的な大雨となっています。大分県日田市でも65.0ミリ(11時13分まで)、福岡県八女市黒木町で60.5ミリ(10時58分まで)などと、所々で非常に激しい雨を観測しました。
滋賀県で土砂災害が発生 増水した河川も
地盤が緩んでいる所や河川が増水している所があり、土砂災害や洪水災害の危険度が高まっています。危険な斜面や増水した河川には近づかないようにしてください。自治体から出される避難情報にも注意してください。
明日2日にかけて大雨災害に厳重に警戒
3日(水)から4日(木)は梅雨前線が北上し、北陸から東北の日本海側を中心に警報級の大雨となる恐れがあります。
大雨が発生 とるべき対応は
① 河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。
② 運転の際は、アンダーパスなど低い道路は避けるようにしてください。低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。
③ 山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。
④ 地下は浸水するおそれがあるため、雨漏りなど異変を感じたら地上に移動するようにしてください。地下では、危険を察知することが遅れてしまいがちです。こまめに気象情報を確認し、速やかに地上に移動できるようにしておきましょう。
⑤ 上流にダムのある河川の近くに住んでいる場合は、ダムの水位情報を確認するようにしましょう。大雨が長時間にわたって降り続くと、ダムは決壊を防ぐために放流を始める場合があります。