能登半島で記録的な大雨 台風東進で前線さらに活発化のおそれ 北陸・東北は厳重警戒
2024年09月21日11:01
能登半島に線状降水帯
気象庁は今日21日午前9時過ぎ、能登半島で線状降水帯発生したと発表したほか、昼前には輪島市や能登町で猛烈な雨が降ったとして、相次いで記録的短時間大雨情報を発表しました。
輪島市では9時22分までの1時間に、観測史上最大となる121.0ミリの雨を観測しています。能登半島では、命に危険が大雨災害発生の危険度が急激に高まっています。
秋雨前線が停滞
台風から変わった温帯低気圧が前線上を東進し、九州北部や北陸、東北を通過するとみられ、北陸や東北では大雨が続きそうです。
低気圧の通過のタイミングで風も強まり、九州北部や東北では瞬間的に30メートルを超える暴風が吹くおそれがあります。
東北・北陸中心に大雨が続く
特に北陸や東北では雨の降る量が多くなるおそれがあります。明後日23日にかけて、北陸や東北の多い所ではさらに200ミリ程度の雨が降る可能性があり、大雨に厳重な警戒してください。
能登半島では今年1月の地震の影響で地盤が緩み、土砂災害発生のリスクが通常よりも高まっています。SNSでは、輪島市ではすでに土砂崩れが発生している様子がポストされており、引き続き土砂災害の発生に警戒が必要です。