「虫除け」と「虫刺され」対策に。簡単手作り!夏の外出にはアロマオイルを活用しよう
2018年07月09日
さわやかな香りが苦手!?虫が嫌う意外なアロマオイルとは?
共通して含有するのがシトロネラールやシトロネロールといわれる成分で、昆虫忌避作用があります。特に蚊が嫌う香りなのだそう。数種類をブレンドすることで、さらに相乗効果が期待できます。人間にとっては、すっきりリフレッシュできて、気分が明るくなる香りなのがうれしいですね。
虫に刺されてしまったら。2種類の最強コンビでケア!
ラベンダーには多くの種類がありますが、このような効果があるのは「ラベンダー・アングスティフォリア」と呼ばれるもので、真正ラベンダーともいわれます。多数の芳香成分が少量ずつ300種類以上含まれているので、用途が広く万能に使えます。また、刺激や毒性がなく安全性が高いといわれ、敏感肌の人や子どもにも使いやすいのが特徴。
ティーツリーは、特に抗菌作用が強く化膿した傷にも役立ちます。優れた抗ウィルス作用もあり、風邪やインフルエンザ、花粉症にも用いられます。ラベンダーとともに、まず最初に揃えておきたいアロマオイルです。
アロマオイルで手作り!「虫除けスプレー」と「虫刺され用ジェル」
虫を寄せ付けないさわやかな香りのスプレーと、虫刺されをケアする肌に心地よいジェルを、さっそく手作りしてみましょう!
◎虫除けスプレー
蚊などの虫が嫌う香りをブレンドします。長袖、長ズボンでも裾から入ってくることもあるので、手首や足元に数回スプレーしましょう。
【用意するもの】
・ユーカリ・シトリオドラ 8滴
・ラベンダー(アングスティフォリア種) 8滴
・ゼラニウム 4滴
・クローブ 3滴
・無水エタノール 10ml
・精製水 90ml
・ガラス製スプレーボトル100ml用
【作り方】
無水エタノールに精油を加え希釈し、精製水を加える。よく振ってから使用する。
※好みでクローブを減らして他の精油を1滴ずつ増やしても。シトロネラやレモングラスを加えてもOK
◎虫刺され用ジェル
蚊、ダニ、ブヨなどに刺されたときにこのジェルをつけておくと、かゆみや炎症がひどくなりません。キャンプなどに出かけるときに携帯しておくと便利ですね。
【用意するもの】
・ラベンダー(アングスティフォリア種) 10滴
・ティーツリー 10滴
・ゼラニウムまたはユーカリ・シトリオドラ 2滴
・ホホバオイル 10ml
・アロエジェル 20g
・ガラス製クリーム容器30g用
【作り方】
ホホバオイルとアロエジェルをやや白っぽくなるまで混ぜ、精油を加えてよく混ぜる。
※6歳以下の子ども用の場合、精油の量を半分にします
香りを楽しみながら虫を撃退できるなんて、ちょっと得した気分ですね。今年の夏の虫対策は、ぜひアロマオイルの力を活用してみましょう!
※アロマオイルの取り扱いについて
・100%純粋で天然のものを使用しましょう。
・手作りしたスプレーやジェルは1〜2か月以内に使い切りましょう。
・敏感肌の人はパッチテストをしてから使用してください。
・赤ちゃんには基本的に使わないようにしましょう。
参考文献
和田文緒『アロマテラピーの教科書』新星出版社 2015
森田敦子 『自然ぐすり』ワニブックス 2016