月を楽しもう!4月の満月は「ピンクムーン」。7つの惑星と月の競演、今年最大の月「スーパームーン」
2022年04月16日
今回は、4月から7月にかけて注目したい月に関連する天文イベントをご紹介します。
【4月17日】今月の満月は「ピンクムーン」。雑節では、春の土用入り
この日は春の土用入り。土用は、季節を的確に知るために設けられた暦日のひとつ、雑節にあたります。立春・立夏・立秋・立冬の直前の約18日間を指し、それぞれ「春土用」「夏土用」「秋土用」「冬土用」と呼ばれています。
土用は季節の変わり目の時期で、次の季節ヘの準備期間の意味合いがあります。天候が日々変化するため、体調管理に気をつけて過ごしたい時です。今年の春土用は4月17日から5月4日まで、翌日の5月5日には立夏を迎えます。
【6月18日】7つの惑星が勢ぞろい!月も加わり、8つの天体が一列に並ぶ
画像:国立天文台
6月18日の日の出1時間前、南空に月齢18の月があり、そこから東の地平線に向かって弧を描くように、土星、少し離れて海王星・木星・火星の3惑星が位置し、東の低空に天王星・金星・水星が順に並びます。水星、金星、火星、木星、土星は、肉眼で見える明るさ。同時に5つの惑星を観察できる、またとない機会です。ぜひ、早起きして挑戦してみましょう!
水星は地平線からの高度が低いため、見つけるのが難しいかもしれません。視界がひらけた場所から観察したいですね。海王星は約8等と大変暗いため、残念ながら肉眼では見ることができません。天王星も約6等の明るさで、やはり肉眼で見るのは難しそうです。事前に位置を知っておいて、双眼鏡や望遠鏡を使うと、より見つけやすいでしょう。
【7月14日】2022年最大の月「スーパームーン」
今回は、満月になる時間が午前3時38分頃。13日の深夜から14日の明け方までは、スーパームーンに近い月の姿を観測できそうです。
・参考文献
『アストロガイド 星空年鑑 2022』 アストロアーツ
・参考サイト
国立天文台「ほしぞら情報」