2025年6月の満月「ストロベリームーン」名前の由来と意味は?
ストロベリームーンとは?意味や由来について
なぜ6月の満月は「ストロベリームーン」と呼ばれるのでしょうか。いちごのようだから、いちごのような赤い色だから…というわけではありません。
満月には、アメリカの農事暦では、月ごとの満月にそれぞれ名前がつけられています。これらの名称は、アメリカ先住民が、満月に独自の名前をつけることで、季節の移り変わりを捉えていた伝統に由来するものです。また、それぞれの満月名は、その月の満月を含む1か月の呼称にも用いられていたとされます。
6月は野いちごの収穫時期でもあり、そのことから「ストロベリームーン」と名付けられたと言われています。
月の暦が存在する理由としては、月が平均約29.5日のサイクルで「新月→上弦→満月→下弦→新月」という満ち欠けを繰り返していることが挙げられます。月の満ち欠けは、月と太陽との位置関係の変化にともない、太陽に照らされて光って見える部分が変わるために起こるものです。満月は太陽と月が180度離れたとき、つまり「月と太陽の間に地球が入って一直線に並んだ状態」の時です。
満月の時は地球が太陽と月の引力を両側から受けるため、強い引力が働きます。そのため、引き寄せる力が強くなるということで、金運アップや恋愛運アップなどに効果があると言われることもあります。
2025年のストロベリームーンはいつ見える?
満月は太陽と反対方向にありますので、太陽が沈む夕暮れ時、東の空から出て、真夜中に最も高くなります。そして明け方、西の空に沈みます。
11日、満月になる時間帯は夕方で空は明るく、まだ月はのぼっていません。11日の東京の月の出は午後7時17分、月の入りは翌日12日午前4時30分です。晴れていれば夕方から夜間、ほぼまんまるの月を眺めることができるでしょう。
ストロベリームーン以外の満月名は? 2025年の満月日時もまとめて紹介
以下は、アメリカの農事暦による各月の満月の名称と日時です。
■2025年 各月の満月とその名称
ウルフムーン 1月14日(火) 7:28頃
スノームーン 2月12日(水) 22:54頃
ワームムーン 3月14日(金)15:55頃
ピンクムーン 4月13日(日) 9:23頃
フラワームーン 5月13日(火) 1:56頃
ストロベリームーン 6月11日(水) 16:44頃
バックムーン 7月11日(金) 5:37頃
スタージョンムーン 8月9日(土) 16:56頃
※コーンムーン 9月8日(月) 3:09頃
ハンターズムーン 10月7日(火) 12:48頃
ビーバームーン 11月5日(水) 22:20頃
コールドムーン 12月5日(金) 8:15頃
このような呼び名を思い出しながら、月を眺めてみるのも楽しいかもしれませんね。
※9月の満月は「ハーベストムーン」と呼ぶこともありますが、今年2025年は「コーンムーン」の呼び方になります。その秘密については「ハーベストムーン」の記事で解説していますのでぜひご覧ください。
次の満月は7月11日のバックムーンです。月が替わるごとに、満月の呼び名を思い浮かべながら月を観察するのも、面白味が増しますね。