玄関マットは洗濯機で洗える?必要な準備や方法を紹介
2023年05月27日
今回は玄関マットの正しい洗い方や、洗濯前の準備について解説します。
玄関マットは洗濯機で洗える?
洗い桶のマークに数字やアンダーバーが入っているものなら、基本的に家庭用洗濯機で洗うことが可能です。[注1]
数字は液温の上限、アンダーバーは洗濯の強さを示しています。アンダーバーは1本なら弱い洗濯、2本なら非常に弱い洗濯で洗えるという意味です。
弱いまたは非常に弱い洗濯が推奨されている玄関マットは、手洗いコースやソフトコースなど、弱水流コースで洗うようにしましょう。
なお、洗濯機で洗える玄関マットでも、素材によっては漂白剤を使えなかったり、乾燥機がNGだったりするものもあります。洗濯機の使用可否だけでなく、漂白剤や乾燥機の情報もしっかりチェックしておきましょう。
一方、洗い桶に手のマークが入っているものは家庭用洗濯機ではなく、手で洗う必要があります。洗い桶に×マークがついているものは自宅でお手入れできませんので、クリーニング店に依頼しましょう。
[注1]消費者庁:新しい洗濯表示 P1
玄関マットを洗濯機に入れる前の準備
■掃除機をかける
砂や土、埃、髪の毛などが付着した状態で玄関マットを洗濯すると、繊維の中にゴミが入り込んでしまい、かえって汚れが落ちにくくなります。洗濯機に入れる前に、玄関マットの表面に掃除機をかけてざっと汚れを取り除いておきましょう。
毛の長いタイプの玄関マットに掃除機をかける際は、毛並みに逆らうようにヘッドを動かすと、根元の汚れまできちんと吸い取ることができます。
■汚れが目立つ部分は予洗いする
シミなどが目立つ部分は、あらかじめ予洗いしておくと頑固な汚れも落としやすくなります。使い古しの歯ブラシなどに洗濯洗剤をつけ、汚れた部分を軽くこすってから、濡らした雑巾などで軽く水拭きします。
その後、普通に洗濯すれば、よりきれいな仕上がりになるでしょう。
玄関マットの正しい洗濯方法
■1. 洗剤は中性洗剤を使う
洗濯用洗剤にはいろいろな種類がありますが、玄関マットを洗うときは中性洗剤を使用するのがおすすめです。中性洗剤はアルカリ洗剤や酸性洗剤に比べると洗浄力はややマイルドですが、そのぶん生地への刺激が少ないのが特徴です。
繰り返し洗っても生地が劣化しにくいので、汚れやすい玄関マットをこまめに洗濯したいのなら、中性洗剤を使って洗うことをおすすめします。
■2. 洗濯ネットに入れる
玄関マットを洗濯機で洗うときは、あらかじめ洗濯ネットに入れておきましょう。そのまま玄関マットを洗濯機に入れると型崩れや毛羽立ちの原因になりますので要注意です。
洗濯ネットに入れるときは、汚れた面を表にして軽く二つ折りにしましょう。
■3. 手洗いの場合は踏み洗いする
洗濯機を使用できない玄関マットを洗うときは、浴槽で踏み洗いするのがおすすめです。浴槽に玄関マットがしっかり浸るくらいのぬるま湯(40度以下)を張り、中性洗剤を適量溶かします。
玄関マットを浸したら、上から裸足でゆっくり踏み洗いし、汚れを落とします。
洗い終えたら浴槽の水を抜き、きれいな水に入れ替えてから、同じ要領ですすぎます。汚れや泡が出なくなったら、浴槽の縁にかけて自重で水分を切りましょう。
雑巾のように無理に絞ろうとすると、型崩れやシワの原因になるのでNGです。
玄関マットから水滴が落ちなくなったら、外干しまたは室内干しに切り替えてしっかり乾かします。
■4. 陰干しする
玄関マットを外干しする際は、直射日光が当たらない場所で陰干ししましょう。日光を直接当ててしまうと、紫外線の影響で退色したり、生地が傷んだりするおそれがあります。
部屋干しする際はハンガーにかけるか、あるいは角ピンチなどに吊り干しします。
いずれの場合も、水分が完全に抜けるまでしっかり干すことが大切です。湿気が残っていると雑菌が繁殖し、においやカビの原因となるので注意しましょう。
玄関マットを洗うときはしっかり下準備をしよう
特に汚れが目立つ部分は予洗いしておくと、きれいに仕上げることができるでしょう。
洗い終えた玄関マットは湿気が残らないよう、完全に乾かすことが大切です。
洗濯後の玄関マットを外干しするか室内干しするかで悩んだら、天気予報専門メディア「tenki.jp」の洗濯指数を参考にしてみましょう。その日の洗濯物の乾きやすさがわかりやすく表示されているので、どのような干し方をすればよいか判断する目安になります。
洗濯指数は毎日公開されていますので、玄関マットの洗濯にぜひご活用ください。