毎月18日は「ホタテの日」。ホタテの旬は夏と冬の2回!?

「十」と「ハ」で「ホ」。だから十八日が「ホタテの日」

なぜ18日がホタテの日なのかというと、ホタテの「ホ」の字を分解すると、漢字の「十」と「八」になる、ということから、「十八日」をホタテの日としたそうです。
実は毎月18日が記念日になる前は、6月18日の1日だけがホタテの日でした。これは、「ホ」の字が「十」と「八」に分解できるほかに、「6」が陸奥湾の「むつ(六つ)」に通じる、さらに、6月はホタテの夏の旬でもっともおいしい時期である、という二つの理由からでした。しかし、後に毎月の記念日として拡大され、毎月18日がホタテの日になりました。
参考
青森県ほたて流通振興協会「ホタテの日」
北海道ではホタテの夏の旬はオホーツク海側

面積が広い北海道の場合は地域によって旬の季節が異なります。夏に旬を迎えるのは、主にオホーツク海側で獲れるホタテです。
北海道のホタテ漁は、稚貝を海に放して海底で成長させる「地撒き(じまき)式」と、稚貝をカゴに入れたりロープに吊るしたりして成長させる「垂下(すいか)式」の二種類に分けられます。
海底に稚貝を撒く地撒き式は、主にオホーツク海側や根室海峡地区で行われている方式で、初夏から秋にかけて最盛期を迎えます。北海道の市場やスーパーの鮮魚コーナーにはこの時期、新鮮なホタテが並んでいるので、道民は刺身や貝焼き、バター焼きやフライなどを楽しんでいます。
参考
北海道ぎょれん:北海道のホタテ 産地と旬
青森では夏の旬は5~8月。この時期は貝柱が大きく成長する

青森のホタテの旬は二回。卵が発達する冬と、産卵が終わった春から夏にかけての二回です。7月のこの時期、青森のホタテはプランクトンをたくさん食べて、貝柱が大きく厚く成長しているので、まさに旬。貝殻を器にした青森の郷土料理「ホタテ貝焼きみそ」で、旬のホタテを味わってみたいですね。
参考
青森県ほたて流通振興協会「ほたて貝の旬は?」
あおもり産品情報サイト 青森のうまいものたち「ホタテ」
青森県観光情報サイト「ホタテ貝焼き味噌」
ホタテは刺身をはじめ、寿司やカルパッチョ、フライやクリーム煮、貝焼きやバター焼きなど、和洋中、どんな料理でも主役になることができる食材です。そんな万能選手のホタテには旬が2回あるので、おいしい時期を二度味わうことができます。毎月18日の「ホタテの日」は、ホタテ料理に挑戦する、というのも楽しいかもしれませんね。