ブルーモーメントとは? いつ見られる? メカニズムや出現の条件を気象予報士が解説
ブルーモーメントとは あたり一面幻想的な深い青色の空に
ブルーモーメントは、太陽が地平線の下にある時間帯に見られ、周囲がうっすらと明るくなっている状態です。
ブルーモーメントの観測チャンス「薄明」の時間帯
朝は東側、夕方は西側に空が開けているところであれば、どこでも見ることが可能です。 深い青色の空を楽しみたいのであればビルの隙間からも見ることができます。
深い青色に見える理由は光の散乱が関係している
昼間の空は青や水色に見えますが、太陽の光の中でも散乱しやすい「青い光」が目立っているためです。
太陽の光の中には青以外にも緑や黄色、オレンジ、赤などの色の光があり、これらも一緒に散乱されることにより光が混ざり、空は白っぽく明るい水色に見えます。
タイミングが合うと、空だけでなく山や建物など辺り一面も濃い青色になります。
ブルーモーメントは晴れていれば季節を問わず観測可能
季節としては、晴れていれば季節を問わずブルーモーメントを見ることがれきますが、おすすめは秋から冬にかけての季節です。
春や夏の時期は、空気中にチリや水蒸気が多く、それらが光を散乱させるため、青色がぼやけて白っぽく見えます。 秋から冬にかけては、比較的空気が澄んでいるため、より綺麗な深い青色のブルーモーメントが楽しめます。