今年(2025)の「ピンクムーン」は4月13日で、満月になる時刻は午前9時22分です。月は沈んでいる時間帯のため、ちょうどその時間に観測することは難しいですが、前日の夜や当日の夜も、ほぼまんまるの月を眺めることができそうです。
なお、今年の「ピンクムーン」は、2025年の満月としては、地球から最も遠く離れた位置で起こるため、今年の満月の中で最も小さく見える「
マイクロムーン」となります。今年最も地球に近い位置で起こる11月5日の満月(
スーパームーン)と比べ、視直径が約12パーセント小さく、面積は約23パーセント少なくなります。4月に起こる「ピンクムーン」では、いつもの満月と比較して、大きさや明るさの違いが感じられるかどうかもお楽しみください。
観測にあたっては、
天気予報や
星空指数も参考にするとよいでしょう。
月の暦が存在する理由としては、月が平均約29.5日のサイクルで「新月→上弦→満月→下弦→新月」という満ち欠けを繰り返していることが挙げられます。月の満ち欠けは、月と太陽との位置関係の変化にともない、太陽に照らされて光って見える部分が変わるために起こるものです。太陽と月が180度離れたとき、満月となります。
月の満ち欠けのサイクルに当てはめれば、今後の満月の日時も予測可能です。次項では、2025年のピンクムーン以外の満月の日時を紹介します。