今日から3月「弥生」。春を迎え、水温むころ
2018年03月01日
「弥生」という月名の意味合いは?
本日は季節はずれの暖かさの地域も多く、まさに春の陽気に包まれて、いつの間にか、緑が萌えすくすく伸び育ってきています。
弥生の異名はあまたあり花月、桃月、桜月、陽春、嘉月、花見月、夢見月などどこかほんのりした雰囲気を漂わせる名が並びます。
3月3日のひな祭りをはじめ、東大寺の修二会、鹿島神宮での春待ち祭り、涅槃会などを迎えるうちに、この弥生の月もうららかと過ぎていくことでしょう。
3月3日は上巳の節句。曲水の宴、雛遊び
さて、雛祭りを目前に控え、ご家庭で桃の花を飾っている方も多いことと思います。この桃の花は、遥か昔に中国から渡来した花木。邪気を祓う力があるとされ、不老長寿の薬とされた実と共に、好まれてきました。花瓶に活けた桃の花、開かず涸れてしまうこともありがちですが、ぜひ毎日きりふきで水をふりかけましょう。花びらが水で目覚め、ふっくりと開きやすくなるのだそうです。
3月8日はミモザの日。男性から女性へ花束を贈る日
妻、恋人はもちろんマンマやノンナ(祖母)、友人に贈ってもいいそうで、愛や感謝の気持ちを表したブーケを手に微笑む姿が見られます。
そう聞くだけで幸せな思いになれる、花にまつわる素敵な春の習慣。これからいっそう咲き出す花たちに思いを馳せて、そろそろ春の支度を始めたい弥生の月が始まりました。