中国地方 スギ花粉対策はいつから?向こう一週間 瀬戸内は晴れる日が多く寒さ和らぐ
2022年01月24日12:16
山口県では2月上旬から飛散開始に
花粉を放出する雄花は、一定期間冬の寒さにさらされることで覚醒し、飛散に向けて準備をします。今年の冬は寒く、順調に休眠打破が行われていると考えられます。そして、覚醒したあとに暖かい日が続くと飛散が早まると言われています。
向こう1か月(1/21〜2/22)の中国地方の平均気温は、平年並みまたは平年より高い確率ともに40%となっており、今年の花粉の飛散は例年通り、山口県では2月上旬から、広島県、岡山県、島根県、鳥取県では2月中旬からの飛散開始が予想されています。(飛散開始:1cm2あたり1個以上が2日連続で観測された場合の初日)
わずかながらも飛散の可能性 そろそろ花粉対策の準備を
山陰や山陽北部はこの時期らしい寒さですが、晴れ間の出やすい山陽南部は、最高気温が10度を少し超えて、平年より高めで経過するでしょう。日差しのもとでは寒さが和らいで感じられそうです。
飛散予想の早い西部の山口県では、飛散開始とまではいかないものの、わずかながらもスギ花粉が飛ぶ可能性があります。また、西寄りの風が強い日には、風に乗って他の地域に花粉が飛散する可能性があります。このため、花粉症の方は、薬の準備や対処をする必要があります。早めの対応をしておくと安心です。