2週間天気 台風6号は九州へ 大雨や暴風に警戒を 気になるお盆休みの天気は?
2023年08月06日05:52
1週目(7日~13日) 台風6号が九州へ 台風から離れた地域でも大雨注意
あす7日(月)は、台風6号が九州の南をゆっくりと北上する見込みです。また、前線が北海道から東北北部に停滞するでしょう。そのため、北海道は雨が降り、雨脚の強まる所もありそうです。この数日、雨が降り続き、地盤が緩んでる所もあります。土砂災害などに注意が必要です。東北と北陸は晴れ間の出る所が多いでしょう。関東~九州にかけては、日差しの出る時間はありますが、雲が多くなるでしょう。台風周辺の湿った空気が流れ込み、所々で雨や雷雨となりそうです。特に四国や九州南部などは非常に激しい雨が降ることもあるでしょう。風も強まり、海上の波もシケる所がありそうです。沖縄は台風が離れますが、引き続き、強風と高波に注意が必要です。
8日(火)から10日(木)にかけては、台風6号が九州にかなり接近もしくは上陸する恐れもあります。今回の台風は比較的、動きが遅いため、影響が長く続く見込みです。台風の進路に当たる九州では大荒れの天気となるでしょう。暴風や大雨に厳重に警戒してください。中国地方や四国~関東にかけても台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込み、雨が降りやすいでしょう。山沿いなどは局地的に災害が起こるような大雨となる恐れもあります。台風から離れた地域でも最新の天気予報を確認し、警戒してください。
11日(金:山の日)~13日(日)は、台風6号は日本から離れますが、北海道は気圧の谷の影響が続くでしょう。北海道は曇りや雨の天気となりそうです。東北と関東も湿った空気や気圧の谷の影響を受けて雨が降りやすい天気となるでしょう。北陸から九州、沖縄にかけては、晴れる所が多くなりますが、にわか雨にご注意ください。
気温は、北海道や東北、北陸で平年より高い予想です。特に北陸はフェーン現象の影響で、日中は40℃に迫るような気温になり、夜も30℃を下回らない日もありそうです。夜も昼間と同様の熱中症対策が必要となります。関東から九州にかけては、平年並みくらいで、最高気温は35℃前後の日もあるでしょう。一年でも最も暑い時期ですので、引き続き熱中症対策は万全にしてお過ごしください。
2週目(14日~19日) お盆休みの天気は?
一方、北海道や東北、関東は、曇りや雨の日が多く、お出かけにはあいにくの空模様となりそうです。北海道は短い周期で気圧の谷が通過する見込みです。雨の降る日がわかりやすいので、日帰り旅行などは傘マークの無い日を狙うとよいでしょう。東北と関東は湿った空気が流れ込むため、傘マークがついている日は一日中、雨が降り続くというよりは、断続的に降る形になりそうです。こちらも山沿いでは雲が発達しやすくなりますのでご注意ください。また、日本の南には熱帯擾乱(台風)が発生する予想もあります。その場合は海上にも影響が出る場合もあります。最新の情報を常に確認するようにしましょう。
最高気温は、近畿や東海などは35℃前後と猛暑が続くでしょう。東北、北陸、四国、中国、九州も35℃近くまで上がり、気温が上がりやすい地域では、35℃を超える所もありそうです。関東は、これまでに比べると厳しい暑さは少し収まりそうですが、湿度は高く、不快な暑さは続くでしょう。北海道は8月後半に入っても30℃前後まで上がる日が続く予想です。帰省や旅行で、普段生活している所から気候の違う地域へ行かれる方も多くなると思います。経験をしたことのない暑さや日中と朝晩の寒暖差の大きい地域もあると思います。お出かけの前に気温をチェックして、体調を崩さないようにしてください。
台風の暴風 家の中で いるべき所は
具体的には、台風が近づいている時には、屋内でもできるだけ窓から離れましょう。なるべく家の中心部に近い所で、窓のない部屋に避難してください。もし窓がある場合は、窓を閉めて、カーテンを引き、雨戸やシャッターがあれば、閉めておきましょう。風が強くなってからの屋外での作業は、暴風によって転倒する恐れがありますので、絶対にやめてください。
真夏の熱中症予防
① 日頃から、体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。
② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③ 暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、こまめに室温を確認しながら調節するとよいでしょう。なお、感染症対策として換気を行う場合は、窓とドアなど2か所を開放したり、扇風機や換気扇を併用したりするのが、おススメです。換気後、エアコンの温度は、こまめに再設定してください。
もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。