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外出先で災害に遭ったときのために

特に地震や津波など災害はいつどこで起きるか分かりません。
災害に備えて自宅にしっかりと備えをしていても「仕事中に職場で」「通勤通学途中に」「週末のお出かけ中に」被災するかもしれません。自宅にいる時間は平均で1日16時間程度と言われていて、3割もの確率で外出中に被災することになります。
外出中の被災にも最低限の備えが必要です。

移動中の備え(徒歩・公共交通機関)

徒歩での移動中や電車・バスなどの公共交通機関を利用している時に多くの物を持つことはできませんが、最低限の備えだけは常に用意しておきましょう。

■身元や緊急連絡先が分かるもの
万が一身に何かあったときに家族などへの連絡のため

■常備薬、病名や処方薬のメモ
すぐに帰宅できなくなっても持病の薬を飲めるように。

■笛
閉じ込められた時に周りに知らせるため

■携帯ラジオ
状況把握のため

■少量の飲料水・チョコレートなど
閉じ込められた時の最低限の飲食

■ハンカチ
火災の煙や、埃対策

■小型ライト
夜間の被災での停電対策

職場での備え

平日は職場に長い時間いる方が多いと思いますので、職場で被災する確率も高いです。
東日本大震災では、金曜日の午後の時間帯で職場にいて被災した方も多かったのではないでしょうか。
職場によっては会社で備蓄品を用意しているところもありますが、ご自身でも普段から、上記の移動中の備えに加えて下記を用意しておきましょう。
特に大都市で働く人は、災害が発生した時に容易に自宅へ帰宅できない帰宅困難者の状況になります。
大都市では特にこの対策が重要な事を意識しましょう。

■飲料水
会社の備蓄と合わせて3日分程度。1日3リットルが目安

■食料
電気・ガスがなくても食べられる保存食。(会社の備蓄と合わせて3日分程度)

■動きやすいスニーカー
歩いて帰宅や、高層ビルから階段で上り下りする可能性があります。特に女性の方は動きやすい靴を用意しましょう。

■トイレットロール・ティッシュ

■ビニール袋
ゴミや排泄物を入れて衛生環境を保つために

■携帯電話用の電源
モバイルバッテリーなど連絡手段の確保のため

■帰宅経路の地図
停電しても大丈夫な家までの地図

車で移動する方は

車には徒歩よりも多くの荷物を常時持ち歩くことができます。上記の備えを車のトランクに常時用意しておくのもいいでしょう。
地震災害でも崩れる心配のない車は、プライバシーが保てる安全な避難空間にもなります。
2016年の熊本地震では多くの方が車を避難場所に選びました。ただし、長時間車内に滞在するときはエコノミー症候群に注意しましょう。

大雪の中で車内に滞在するときはマフラーが雪に埋もれて車内に排気ガスが充満し一酸化炭素中毒にならないように気をつけてください。

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