台風10号は熱帯低気圧に 最新情報と警戒すべきポイント
台風10号は29日(木)午前8時頃、台風10号は鹿児島県薩摩川内市付近に上陸したあと、九州を北上・横断、その後瀬戸内海を横断し、9月1日(日)正午、東海道沖で熱帯低気圧になりました。
熱帯低気圧に変わっても、暖かく湿った空気が本州に流れ込むため、東海や関東を中心に引き続き大雨に警戒が必要です。今後も最新の情報を確認し、引き続き注意・警戒を続けてください。
大雨発生時 危険な場所に近づかない
普段流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。絶対に近づかないでください。
増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。
雨水はアンダーパスに流れ込むため、すぐに冠水します。車が水没して故障し、車内に取り残されると非常に危険なため、無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。
急な大雨(ゲリラ豪雨)の時にはあっという間に冠水してしまうため、特に注意をしてください。
山などの斜面から離れる
山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。
土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。
土砂災害の前兆現象は以下の通りです。注意してあたりを観察しましょう。
・豪雨や長雨が続いている
・川が濁ったり、木が流れたり、土臭いにおいがしたりする
・降雨が続いているのに、川の水位が減少する
・斜面(崖)から物音がする、石が落ちてくる、水が浸みだす
・地面に亀裂や段差が生じる、木が傾いたり、地面が揺れたりする
・地鳴りがする
・いつもと違うことが起きる